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初めましてのご挨拶

投稿日 :
2021-02-21 06:40:00
カテゴリ :
ブログ

2月より東京スタジオのISOスタントとして新しくTATTOO STUDIO Ray'sに入りました、Tsukiです!

 

京都へ研修へ来てから早2週間が経とうとしています。

人生でほぼ東京を出たことがない身としては、日々新しいことだらけです。

 

 

 

今回は初ブログという事で、少し長くはなりますが、自身がTATTOO STUDIO Ray'sで働きたいと思ったきっかけをお話しさせて頂ければと思います。

 

私自身、昔からタトゥーに対して偏見は無く、人のタトゥーを目にした時はどちらかと言うと、一種の絵画を見るような目で見ていたと思います。

 

そういった感覚を持っていたからか、ファーストタトゥーを入れた理由も単純なものでした。「せっかく月という文字が自分の名前に入っているのだから、名前にちなんだ何かを入れてみようかな」と思い、月下美人の花を腰に入れました。

 

 

それからも、自身が入れたいなと思うものを入れたい!と思ったタイミングで入れ続けていました。

個々のタトゥーに対して明確な「意味」や「目的」は無かったのです。そして、当時の私は大半のタトゥー保持者が同じような感覚なのでは?と勝手に思っていたのです。

 

 

しかし、ある1つの出来事をきっかけに、自分の中でのその思考が変わりました。

 

人様が聞いて気持ちのいい話では無いので詳細は省きますが、当時お付き合いしていた方から受けた暴力の痕をどうしても隠したかったのです。

 

タトゥーしかないと思いました。

 

私の人生で初めて、入れたいモチーフからではなく「部位」を基準に考え、暗い色使いでも気にならないモチーフを選びました。

 

そうしてそのタトゥーが完成した時、私は誇張無しに本当に救われました。

 

情けなさから暴力を受けていたことを親にも友人にも言えず、やっとの思いで相手から離れられたのに、傷を見る度にフラッシュバックをして1人で泣き続けた日々から解放されました。

 

今まで傷があったその場所には、素敵な「絵画」が出来上がり、喜びを感じたのを今でもはっきり覚えています。

 

それからというもの、SNS等で目に付くものが今までと違う見え方に変わり始めました。

 

私と同様の理由で入れたタトゥーや手術の痕をカモフラージュしたタトゥー等が目に留まるようになり、世の中には様々な想いでタトゥーを入れている方がいる事を知りました。

 

更にそうした写真に、高確率で書かれているコメントが気になるようになったのです。

 

「私も日本がもっとタトゥーに寛容な国だったら、この傷を気にせず生きていけたのに」

 

こういった類のコメントを見かける度に、悲しさと悔しさと、やっぱり日本に根付いてしまっている観念だから…という諦めの念が渦巻き、かと言ってそれに対して何が出来るという事もないまま、ただ画面をスクロールをする日々を何年も続けていました。

 

そんな中でスっと目に止まったのがTATTOO STUDIO Ray'sの東京スタジオスタッフ募集のツイートだったのです。

 

あの時、何故あのツイートの記事をタップしたのか、正直自分でも分かりません。

 

ただ、募集文を食い入るように見ながら「タトゥーを入れているからこそ、紳士的な振る舞いを」に深く頷き、「偏見がなくなる社会を目指し、それに向けて活動している」ということに 私もその一助を担いたい…!と思った事だけはよく覚えています。

 

 

他の皆さんとは少し違った角度からになってしまうのかなとは思うのですが、TATTOO STUDIO Ray'sで働きながら、アーティストさん達を支え、「偏見が無くなる社会」を目指して、少しでも世論を動かしていけたらいいなと思っています。

 

少なくとも、TATTOO STUDIO Ray'sにはそこを変えていけるだけの力があると確信しています。

 

この数日間だけでそう感じさせてくれるだけのパワーを持ったTATTOO STUDIO Ray'sに、今後も力添え出来るよう頑張って成長していきたいと思います。

 

長くなりましたが、今後ともよろしくお願い致します!

犬猫の殺処分減少を目指すプロジェクト

犬猫の殺処分減少を目指すプロジェクト SDCP RAY'S