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2020年をふりかえって

投稿日 :
2020-12-28 06:07:00
カテゴリ :
ブログ

どうもISOですこんにちは。皆さんは、どんな年末をお過ごしでしょうか。私ISOは相変わらず何かと忙しい毎日を過ごしています。



さてさて、2020年もレイズは「激動の年」と言っても過言ではないくらいの年でした。

世界中でコロナが猛威を奮い、我々はもちろん、皆さんの生活にも多大な影響を及ぼしたことは間違いありません。

そんな中、なんとか営業を続けてこれたのもレイズをご愛顧頂いている皆さんのおかげでしかないと、改めてありがたく思っております。いや、ほんとにありがたいです。



 

では、2020年のしめくくりとして、今年を簡単に振り返ってみたいと思います。

 

年始は、2019年12月にOPENした台北スタジオのことなんかもあり、僕はまだ台北出張に行けていました。

1月の中旬ごろからでしょうか。コロナウィルスの危険性が少しずつ叫ばれてきたのは。

 

まずこの頃に、トイレットペーパーやアルコール消毒液がドラッグストアから姿を消し始めたのです。

それでもまだ日本ではそこまで危機感はなく、いつも通りの日常が流れていたのですが、僕はこの段階で、「ん?やばいかも!」と思ったのを覚えています。

 

何よりも先にアルコールを確保することを考えました。アルコールが無くなれば我々タトゥースタジオでは施術そのものが出来なくなります。

これを当分の間、3〜5ヶ月程度は持ち堪えられるように仕入れたのです。

次にマスクです。これも薬局からマスクが無くなり始めた頃に、ギリギリ仕入れが間に合いました。アルコール同様、マスクも無くては施術が出来ませんからね。

 

そして、ありとあらゆるリスクを考え、仕入れることができる消耗品などはこの頃にある程度準備出来たのは、ラッキーだったと思います。



2月になると日本でもコロナが危ないという意識が徐々に増え始めました。

ちょうどその頃に東京でタトゥースクールを開催予定だったのですが、中止するわけにもいかず参加者にはマスク着用、入退室時にはアルコール消毒をお願いしてなんとか無地に開催することができました。

総勢15名の参加で1回目のスクールでもそうでしたが、今回も皆さん真剣に、真っ直ぐにタトゥーに打ち込んでいたのがとても印象に残っています。

ずっと座りっぱなしで直線や円、デザインの練習をするのです。決して僕には真似できません。

本当にタトゥーが好きで、興味があって、覚えたい!という強い意思がないと2日間、合計12時間の講義なんて退屈で逃げ出したくなるはずです。

いや〜、ほんとすごい。尊敬します。



そして3月。もうすでに台北への出張はもちろん海外への渡航ができなくなっていて、個人的には、3月にタイ旅行を泣く泣くキャンセルしたのは今年一番ぐらい悔しい想い出です。



4月にはタトゥーアシスタント3期生の先発部隊2名が入社してきました。

Kaori、Mayuですね。

Mayuに関しては、ビザの関係で仕方なくレイズを去ることになってしまいました。

彼女は中国人で、レイズでタトゥーの技術を学び、アーティストとしてデビューした暁には台北スタジオで活躍してもらう予定でした。

 

ところが話はそんなに簡単ではなかったのです。

なんとなく、なんとなくですよ?中国人だと台湾での就労ビザって簡単に取れそうなイメージありませんか?

でも、それは僕らの都合のいいイメージに過ぎなかったのです。

就労ビザどころか、中国と台湾の間ではワーホリすら存在していなくて、台湾での就労ビザを取得するのは、中国人より日本人の方が簡単なのです。

結論から言うと、中国人が台湾で就労ビザを取得するためには、非常に厳しい条件と長い審査期間を要するとのことで、我々には不可能という判断に至りました。

 

中国人は海外でビザを取得したり、旅行に行くことさえ難しいというのです。

中国は台湾を、中国の一部だと考えていますが、台湾は全くそう思っていません。それは台湾現地にある程度行けばなんとなくわかります。

 

ここからは僕の想像なのですが、台湾政府は中国を危険視しているようです。例えば中国人がドット押し寄せてチャイナマネーで台湾の土地や会社を買い占めていくことにとてつもない危機感を感じているのだと思います。

そう考えると、就労ビザが降りない理由も、まあ、わかります。

 

とても残念で辛い決断となりましたが、Mayuは途中でレイズを去ることになりました。そのまま順調に行けば今頃は立派なアーティストとしてデビューし、活躍できるセンスを十分に持っているにも関わらず、です。




5月。緊急事態宣言が出たのをきっかけに、苦渋の決断ですがレイズも営業を1ヶ月間休止することにしました。

ご予約頂いていたお客様にはご迷惑をおかけしたにも関わらず皆さん良い人ばかりで、レイズの決断をすんなりと理解して延期を快諾して頂いたのは嬉しかった。クレームなども覚悟していたのですが、そんな事は一切ありませんでした。

ホントにレイズはお客様に恵まれていると思います。

 

そしてちょうどその頃、待望のISOスタント、Sakiが入社です。

未知の世界への期待を胸いっぱいに膨らませて入社してきましたが、最初から僕のイジメ・・・いやいや、厳しい指導に困惑はしていたようです笑

まあ、最初は未知の業界、知らないことだらけ、仕方ありません。

 

それでも、今ではちゃーんと成長してレイズに欠かせない存在になってくれました。

Sakiも頑張って着実に成長しているので、来年の今頃には更にパワーアップしていることを楽しみにしたいと思います。



そして緊急事態宣言も終わった6月。3期生の後発部隊4名が入社してきます。

そのうち現在残っているのが、すでにアーティストとしてデビューしている、EITOとNARUMIです。

残念ながら2名は途中で脱落。

まだ2名脱落は良い方です。2期生なんて全滅でしたからね。



そして8月には、今回で3回目となるレイズBBQを開催しました。

毎年5月か6月に開催しているのですが、今年はコロナの影響で延期となりました。開催をしないという選択肢もあったのですが、外でBBQするぐらいなら大丈夫だろう!いつまでも自粛していられない!という判断で日程を8月に延期して今年は「大森キャンプ場」という初めての施設で開催することに。



なぜか記憶に残っているのは、Sakiと下見に向かった道中、土砂崩れで通行止めをくらい後日出直したのを覚えています。

 

今回のレイズBBQは、ほとんどの企画と準備をSakiに任せました。

こういう大人数での企画を仕切るのはもちろん難しいですし、大変なのは百も承知ですが、滅多に無いチャンスです。きっとSakiにとって良い経験と勉強になると思ってやらせてみることにしたのです。

僕は、上がってきた企画や相談、疑問などに答えたり、指示したりするだけ。

 

告知、宣伝、人数調整、食材の手配、送迎バスの段取り、当日の指示と進行、諸々やることが沢山あって、もちろんイレギュラーなことも多々あり、僕が仕切っていても予定通りに進まないことだらけです。

 

そんな中、まあ、なんとか無事に終えることが出来たのは良かったと思う。

これを機にまた一つ成長して、今後の仕事や来年のレイズBBQに活かせることが出来たらと思います。

ま、何より、楽しかったのでヨシとしましょう。




さて、そんなこんなで夏を過ごしていましたが、裏では焼肉店のOPENを企画してたのです。いつも通りの出勤の途中、ふと目に止まったテナント募集の張り紙。

いつもなんとなく通り過ぎていたのですが、その日だけは別でした。何かをアピールするように僕に主張してきたのです。

 

その時僕は直感的に焼肉屋さんのイメージが頭に浮かび、そこからトントン拍子にOPENに向けての話が進んでいったのです。

最終的には保証会社の審査がおりない、という残念な結果となりましたが、今思い返せば仮に焼肉屋さんをOPENしていたら東京スタジオの出店はなかったと思います。

 

物事は全てなるようになっている。何事においても、あの時あの事が進まなかったのは、全て今のこの事のためだったのだとポジティブに考えるようにするのが一番です。





そして9月。次は4期生の先発部隊3名、Eve、Daiki、Banが、10月には残り2名のAyaka、TERUが続々と入社してきます。

そんな中、東京スタジオ出店の企画が浮上してきました。

 

ちょうどDanielも僕も同じようなことを考えていたこともあり、これも話がスピードに加速をつけて進み出すのです。

思い立ったら即行動。すぐに物件を探しに東京まで行きました。

1回目はSakiを、これまた経験のために同行させてテナントの内見に向かいました。

 

ある程度めぼしい物件を見て周り申し込んだものの、ここでも保証会社の審査が通らないという結果に。

焼肉屋さんの時もそうでしたが、また僕たちの前に偏見という壁が立ちはだかる。

 

実は2019年にも東京出店を考えていて、何度も東京に足を運び、幾度となく申し込みを繰り返してきたのですが、偏見の壁を乗り越えられずに台北への出店に切り替えたことを思い出します。

 

またか。また僕たちは東京に歓迎されないのか・・・

それでも今回は覚悟が違いました。

諦めない。良い物件が借りられるまで諦めない。という謎の決意がありました。

諦めなければ夢は、目標はいつか叶う。

努力は報われるものではなく、報われるまで努力するのだと。

 

そんな思いが通じたのか、10月に2回目の内見に行った物件の審査が無事に通ります。

1回目に申し込んだ物件より明らかにレイズに合った物件で、やっぱり1回目に審査が通らなかったのは、この物件と巡り会うためだったのだと改めて思うのです。



さて、少し話を4期生に戻します。

実は4期生は6名の採用でしたが入社してきたのは5名です。

なぜ1名少ないのかというと・・・

レイズタトゥーアシスタント始まって以来の前代未聞というかなんというか、1名は連絡が取れなくなり結果的にブッチした形になのです。

 

あまりこんな事は言いたくありませんが、無責任にもほどがあると思いませんか?

辞退するなら、連絡を入れれば良いだけの話です。

この非常識な行いのせいで、アシスタント採用枠が1名空いてしまったのです。

レイズに入りたくて面接を受けて、不採用となった人たちに失礼すぎます。

もし事前に連絡を入れておけば、あと一人、もしかしたら別の人が採用されたかもしれません。

僕はしつこい正確なので、この非常識極まりない人の顔も名前も覚えていますし、忘れることはありません。もし他で彫り師として活動していたり、見習いとして修行しているのを見かけたら許すことはないでしょう。

残念ながら不採用になった人たちには本当に申し訳ないと思っています。

面接で僕たちが見抜けなかった事が原因です。



というような舞台裏の話もありますが、

それでも東京出店の話は進んでいきます。

 

11月には無事に賃貸契約を終えて、内装業者との打ち合わせや準備などが慌ただしく始ります。

 

あ、そうそう、他にもまだこの頃には色々と仕事が沢山同時進行しています。

 

まず、日本のタトゥー業界では恐らく初めてであろう電子カルテの導入が12月から始まりました。システムの構想から修正などを繰り返して半年以上の月日を費やしましたが、この企画を思いついたのは、実は1年以上前にさかのぼります。

 

2019年にレイズの社員旅行で訪れたタイのタトゥースタジオで、電子カルテを使っていたのです。

そのスタジオは東南アジアを中心に10店舗ほど展開していて、そのシステムを見た瞬間に「なるほど!」と思ったのを覚えています。

 

店舗が増えると書類や売り上げの管理が煩雑になるのは目に見えています。

カルテは全て紙で保管していて、ストックがどんどん増えていくのでスペースも必要になってきます。過去のカルテを探す時なんか、それはもう大変な作業です。

 

これを導入しない手はない!

知り合いのエンジニアに相談し、見積もりをもらってすぐに取り掛かり、それから何度も修正や機能の追加などを繰り返し、12月1日より無地になんとか電子カルテをスタートさせる事が出来ました。

 

最初はアーティストたちも不慣れで戸惑ったりしていましたが、慣れると非常に便利なシステムなので、もう紙のカルテには戻れないと思います。



そしてトルコ人アーティストを台北スタジオに送り込む計画も同時進行していました。2017年の夏頃に、3ヶ月程度レイズでアーティストとして仕事をしてくれていた、Efeを今度は台北スタジオで活躍してもらおうと、ビザの申請をしていたのです。

 

台北の会計士さん、現地スタッフ、トルコにいるEfeと連携しながらビザ申請を進めて行きます。さらには、Efeが台北で住む家探し、14日間の隔離が必要とされるので専用のホテルや空港からホテルまでの防疫タクシーの手配など、やらなけらばならない事が沢山ありましたが、なんとか無事に台北に到着し、この記事を執筆時点では台北のホテルで隔離生活を送っています。



あ、そうそう、東京スタジオ用にタトゥー施術用ベッドを2台注文したのですが、発送元は香港で、この通関手続きがまたややこしく、手間がかかりました。

なんとベッドが東京港で止まってしまったのです。

東京港のコンテナから倉庫へ移す手続き、その倉庫での保管と東京スタジオまで配送するための手続き、それら全てに費用がかかります。

そして煩雑な書類のやり取り・・・

まあ、このおかげで勉強にはなりました。今後海外から物を買う時はある程度スムーズに対応できるかと思います。



そんなこんなで12月を迎え、もう2020年も終わろうとしています。

まだまだ東京スタジオの準備などすることが山ほどありますが、この激動の年をなんとか乗り切れたのでは無いかと思います。

我々にとっても、皆さんにとっても、世界中が2020年はかつて経験したことの無い年になった事は間違いありません。

 

不幸中の幸い、とは少し違うかもしれませんが、我々レイズでは日頃から施術スペースを清潔に保っており、感染症対策に努めてきました。

withコロナでも我々としては日常とそこまで大差はありません。

入店時に手指消毒をする、検温の実施、施術時以外でもマスク着用、お客様の同伴者をお断り、それ以外はほぼ日常通りです。

 

ありがたい事にご予約も常に頂いており、売り上げが極端に下がることもありません。

ただ、ここへ来てコロナの感染者数が増加しており、そんな中、1月には東京で、日本で一番感染者が多い東京でスタジオをOPENさせようとしています。

 

それが良いのか悪いのか?僕にはまだ正解がわかりませんが立ち止まってはいられないのです。仮に良くないとしても、どうにかして良くするしか道はありません。

それが僕の仕事だし、僕に課せられたミッションだと思っています。




タトゥーに対する偏見も年々薄まってきていると、肌感覚ですが感じています。それでもまだまだ不都合が多い。だから引き続き、恐らく永遠にタトゥーに対する偏見とは戦って行かないとダメなのかなと思っています。

 

僕はゴルフをしますが、日本のゴルフ場ではタトゥーを出してプレイが出来ません。

これを数年程度で変えるのは難しいでしょう。

10年かかっても、20年かかっても、僕がゴルフ出来ないくらい衰えたとしても、いつかタトゥーを入れた人たちがゴルフ場で伸び伸びとプレーできる日を夢見ています。

 

人は外見で判断すべきじゃないと、これからも声を大にして発信していきたいと思います。




 

2020年もレイズをご愛顧いただき、ありがとうございました。

どうか2021年も、どんな年になるか未知ではありますが、引き続きよろしくお願い致します。

 

 

犬猫の殺処分減少を目指すプロジェクト

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